【MBTI】ENFPは夢を追い求める冒険者?性格やキャラを解説! ADHD・ASDとの関係性も考察!

MBTI

ENFPの性格・特徴

ENFPは社交的で発想力や感受性に優れており、新しいことや可能性を求めて行動する広報運動家タイプです。ENFPは好奇心旺盛でたくさんの物事に興味を持つため、人、物問わず様々なものに邂逅する機会が多く日々忙しそうに動き回っています。
外交的で活動的なENFPですが、ときには一人の時間を確保して見たものや経験した出来事などについて感じたことやそれらを通して思い付いたことなどに対して思いを馳せたいという気持ち、少しシャイな部分なども持ち合わせているユニークさも特徴の一つです。

ENFPは抽象的な事柄に強く、物事の関連性や可能性に対して目を向けることが得意で視野が広い傾向にあります。
楽観的な性格をしており結論を出すことや規則を厳格に守り通すことを重要視していないため、可能性を追い求める姿勢と相まって、周囲には開放的でおおらかな印象を与えます。
また自分の感情に素直で直感に従って素早く行動する傾向があり、やると決めたらとてもスピーディーであるという特徴も持っていると言えます。反面、ENFPは家事や雑務などのルーティンワークにはあまり興味が持てず、部屋やデスクが散らかっていて日常生活では少し不器用な傾向があるでしょう。
ENFPの好奇心や想像力は人の感情にも向いています。共感力が高く様々な話題に精通していて愛嬌があるため、他者に一緒にいて楽しいと思われやすい性格をしていると言えるでしょう。
加えて、ENFPは自分で感じたことを信じるという強い芯の持ち主でもあるため、偏見などによって他者を不当に評価することがないという純粋さも人を惹き付ける魅力の一つです。
ENFPは芸術などのクリエイティブな分野で活躍することが多く、自分の複雑な内面を創作物に落とし込み、積極的に周囲にアピールする社交的な芸術家としての才能があると言えます。

ENFPは伝統や慣習にただ黙って従うことを嫌い、常に新しいやり方を模索しています。新しいことや革新的なことを追求し過ぎるあまり周りが見えなくなって一人で暴走気味になることがしばしばありますが、熱しやすく冷めやすい傾向にあるため、しばらくするとすぐ元に戻ることが多いです。
しかし冷静になってから失敗に対して自己嫌悪に陥ることも多く、少し情緒不安になりやすい部分があるのでストレスを溜め込まないように注意が必要です。

ENFPの心理機能

心理機能とは

ユングが定めた意思判断、情報受容のための8つの機能のことを心理機能と呼びます。
意思判断のための機能が「感情(F)」「思考(T)」情報受容のための機能が「直感(N)」「感覚(S)」と定義されており、それぞれ内向と外向の2種類ずつが存在し合計8種類となっています。MBTIやタイプ論では、それらの心理機能をどのような組み合わせで持っているかでタイプ分けをしています。各タイプは「感情(F)」「思考(T)」「直感(N)」「感覚(S)」の心理機能を得意な順に4つ有していて、4つの順番には得意な順に「優勢機能」、「補助機能」、「代替機能」、「劣等機能」と名付けられています。また、「優勢機能」と「劣等機能」、「補助機能」と「代替機能」はそれぞれ正反対の心理機能がセットになると定義されています。
優勢機能が内向的◯◯であるタイプは始めに「I(introverted)」が付く内向型で、逆に優勢機能が外交的◯◯であるタイプは始めに「E(extrovert)」の付く外向型になります。

ENFPは優勢機能に情報収集機能の役割を担う外向的直感(Ne)を持っており、補助機能以降は内向的感情(Fi)、外向的思考(Te)、内向的感覚(Si)、という順に心理機能を有しています。

  • 優勢機能・・・外交的直観(Ne)
  • 補助機能・・・内向的感情(Fi)
  • 代替機能・・・外交的思考(Te)
  • 劣等機能・・・内向的感覚(Si)

ENFPの心理機能について更に詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

ENFPのキャラクター

https://anige-labo.com
  • ナルト(NARUTO)
  • ソラ(キングダムハーツ)
  • アライグマ(けものフレンズ)
  • 高坂穂乃果(ラブライブ!)
  • めぐみん(この素晴らしき世界に祝福を!)
  • 本間芽衣子(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)
  • ハルウララ(ウマ娘)

ENFPのキャラクターは明るく社交的でロマン溢れる夢を追い求める性質があるため、王道主人公らしい性格をしています。
また発想力豊かで行動力があるので、物語を積極的に動かす役割を担うことも多いです。
ENFPのキャラクターが見せるポジティブで活発な姿はファンに元気を与え応援されるような魅力がありますね。

ENFPの発達障害の傾向

ENFPは優勢機能に外向的直観(Ne)というADHDの特徴と類似する部分の多い心理機能を持っているため、他タイプと比較してもADHDの傾向が表れやすいと考えられます。
実際にADHDを対象としたMBTIにおけるタイプ別のネット上での統計のではENFPは外向型の中で最も割合が高く、全体で見ても4番目に割合が高いという結果になっていました。
また、心理機能の観点で考えるとENFPの場合ASDの特性は表れづらいと思われます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ENFPは優勢機能に外向的直感(Ne)というADHDと親和性の高い心理機能を持っているため、ADHDの特徴に当てはまる人が比較的多いタイプです。
行動力があり発想力の塊のようなENFPですが、ADHDの症状の表れ方としては一般的に言われているADHDの3つの特徴である「不注意」「多動」「衝動」のすべての症状が満遍なく出ている傾向にあると思われます。
その主な理由としては上の方で出てきた外向的直感(Ne)の影響です。
外向的直感(Ne)を一言で説明すると連想ゲームがとても得意な心理機能です。しかし、この心理機能の影響でENFPは発想力が抜群な代わりに注意力が散漫で飽きっぽく、義務感や責任感よりも楽しいことや刺激的なことを求めるという特徴を持っています。
これらの特徴からENFPはADHDの傾向が強いと言われています。
これらを踏まえてENFPのADHD・ASDの表れ方について解説をしていきます。

ASD(自閉症スペクトラム)/アスペルガー症候群

ENFPがASDの傾向を持つことはあまり多くないと考えられます。あるとしても、ADHDに合併する形で現れることが多いと思われます。
というのも、ENFPはASDの特性とそれほど親和性の高い心理機能を優勢/補助機能に持っていないからです。
補助機能の内向的感情(Fi)によって価値観が先鋭化し、白黒思考の傾向が強まってしまうことはあるかもしれませんが、ASDの特徴とされている抽象的な理解の困難さや自他の感情に関する認識力の弱さ、想像力の欠如などは表れないことが多いでしょう。

発達障害とMBTIについての小話

このようにMBTIの観点で発達障害(ASD、ADHD)を考えると、発達障害の特性とはそのタイプが持つ心理機能の特徴であるという考え方もできます。
各タイプごとに発達障害傾向が出やすいかどうかの差がありますが、MBTIの世界ではそれぞれのタイプと心理機能に優劣はないとされています。
つまり、発達障害とは一部の心理機能や組み合わせが社会が変化していく中で相対的に不利に作用するようになったことにより作り出された障害とも考えられるのです。

また一つの傾向としてN型(直感型)の人は想像力や拡散的思考が得意な傾向がある反面、どこか地に足が着いていないことが多く、ADHDと合致した特性が出やすいとされています。
その理由としては社会の中でN型(直感型)の人の割合が25%なのに対して、S型(感覚型)の人の割合が75%という大きなシェアを持っていることが挙げられます。
これほど差があると社会そのものが多数派であるS型にとって有利な形に発展しやすいということは想像に難しくありません。
そして、そのような発展を遂げた社会ではN型の特性が多数派から異質に見えたり生活に適さないことが多くなるのです。
その結果N型の人々は社会不適応を起こしやすく、その不適応を起こしている人々には皆似たような特徴(N型の特徴)を持っていると認知されたことで、ADHDという障害名を付けられることになったと考えることもできます。
ここでは一例としてN型のADHDについて例を出しましたが、もちろんS型の人の中にも別の理由で社会に対して生きづらさを抱えている方やN型だけどADHDじゃないという方も大勢いると思います。
MBTIを通して考えると発達障害者の特性は単純に他者より劣っている部分という性質だけではなく、本来ならば優劣のない個性の一つだったと捉えることもできるということがなんとなく伝わったかと思います。

皆様の中に発達障害の特性で困っているという方がいたら、MBTIなどの別の視点から「理由」を探して客観的に自己を見つめ直すことを検討することをぜひ検討してみてください。
もちろんここで紹介したタイプの特徴と発達障害傾向の関連性が必ずしも当てはまるとは言えませんが、自分の特性の大枠を捉えることで心の健康を保ったり前に進むための手立てになるかもしれません。

これからも少しでも皆様の個性的な生活の一助になれるような、生きづらさ×MBTIの記事を多数投稿していく予定ですのでよろしくお願いします。

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