【MBTI】ESFPは超ポジティブな陽キャ? 性格やキャラを解説! ADHD・ASDの傾向の有無も考察!

MBTI

ESFPの性格・特徴

ESFPは「今」というその瞬間を楽しむことを何よりも大切にしているような、陽気で明るく天真爛漫なムードメーカータイプです。
一人でいるよりたくさんの人々と楽しい時間を共に過ごすことを望むという性質があるため、イベントが大好きです。
五感を通して体験できることを好んでいることから、ファッションセンスや運動神経が優れている傾向が強いのも特徴です。

とにかく今を全力で生きることを大切にしているESFPは、物事の楽しさを見つけて周囲を巻き込みながら盛り上げていく外交的な気質があります。
一見すると、楽しさ第一優先で周囲のことをお構いなしに巻き込むような破天荒さを感じさせますが、地に足つけた常識的な物の見方をしていて周囲を観察する力がとても高いため、他者の状況やその場の空気を呼んで、比較的適切な行動を取ることができるという一面も持ち合わせています。
また自由を愛するESFPは他者に対してもあまり比較的寛容で偏見を持たず、「相手のことは実際に交流してみるまで分からない」と考えていることが多いです。
ESFPはコミュニケーション能力と共感力に優れており、相手が喜ぶような言葉や態度をしっかりと伝えることができます。感情に敏感で他者の痛みを自分のことのように感じることができる思いやりの心と優しさを持っているため、明るく前向きで素直な性質と合わさってモテる傾向にあるという特徴もあるでしょう。

ESFPは楽しむことを求めすぎるあまり行動に移す際にそれほど熟考していないことが多く、後先考えずに突っ走ることも多い傾向にあると言えます。酷い例を挙げると、薬物乱用やアルコール依存症、ギャンブル中毒などの五感が刺激される感覚を追い求め過ぎてしまうことがあるのです。
ただ、暴走して痛い目にあったり周囲に迷惑をかけてしまったとしても、持ち前のコミュニケーション能力と明るいキャラクターで乗り切ることができるという世渡り上手な一面もあります。

ESFPの心理機能

心理機能とは

ユングが定めた意思判断、情報受容のための8つの機能のことを心理機能と呼びます。
意思判断のための機能が「感情(F)」「思考(T)」情報受容のための機能が「直感(N)」「感覚(S)」と定義されており、それぞれ内向と外向の2種類ずつが存在し合計8種類となっています。MBTIやタイプ論では、それらの心理機能をどのような組み合わせで持っているかでタイプ分けをしています。各タイプは「感情(F)」「思考(T)」「直感(N)」「感覚(S)」の心理機能を得意な順に4つ有していて、4つの順番には得意な順に「優勢機能」、「補助機能」、「代替機能」、「劣等機能」と名付けられています。また、「優勢機能」と「劣等機能」、「補助機能」と「代替機能」はそれぞれ正反対の心理機能がセットになると定義されています。
優勢機能が内向的◯◯であるタイプは始めに「I(introverted)」が付く内向型で、逆に優勢機能が外交的◯◯であるタイプは始めに「E(extrovert)」の付く外向型になります。

ESFPは優勢機能に情報受容機能の役割を担う外向的感覚(Se)を持っており、補助機能以降は内向的感情(Fi)、外向的思考(Fe)、内向的直感(Ni)、という順に心理機能を有しています。

  • 優勢機能・・・外交的感覚(Se)
  • 補助機能・・・内向的感情(Fi)
  • 代替機能・・・外交的思考(Te)
  • 劣等機能・・・内向的直観(Ni)

ESFPの心理機能について更に詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

ESFPのキャラクター

https://animeanime.jp
  • アクア(この素晴らしき世界に祝福を!)
  • 虎杖悠仁(呪術廻戦)
  • 神楽(銀魂)
  • あたしんち(母)
  • 孫悟天(ドラゴンボール)
  • トウカイテイオー(ウマ娘)
  • ジブラルタル(Apex Legends)

天真爛漫で親しみやすい印象を与えるキャラクターが多く属しています。作品内では考えなしに突っ走って痛い目に遭うというトラブルメーカーの役割を果たしている傾向もあります。
しかし、ふと見せる優しさや失敗してもくよくよしない部分が、見ている人に元気を与えてくれることも多いはずです。とにかくESFPのキャラクターはポジティブさ最大の魅力と言えそうですね。

ESFPの発達障害傾向

ESFPは心理機能の観点ではADHDの傾向を少し持ちやすく、ASDの傾向はほとんど表れないと考えられます。
ADHD傾向に関しては優勢機能である外交的感覚(Se)由来の多動・衝動性が表れやすく、その場合は幼少期から学校生活を送る上で苦労してきたことも多いと思われます。
しかし多動・衝動性は年齢を重ねるごとに目立たなくなるとされる特性であるため、ESFPで成人期以降にADHD特性で苦しんでいるという方は比較的少ないのではないかと思います。
これらを踏まえてESFPのADHD・ASDの表れ方について解説をしていきます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ESFPのADHDの症状の表れ方は多動・衝動優勢型の特徴が出やすいです。
ADHDの特性が強く出ている場合は、小学生時代授業中座っていることや黙って話を聞いていることが苦手で、教室から飛び出しがちな脱走兵タイプの子供だった人が多いのではないでしょうか。
というのもESFPは外向的感覚(Se)を優勢機能で持っているため衝動的に刺激的なことを求めがちで、落ち着いて座っていること自体が好きではないという性質があります。
そのため外向的感覚(Se)の特徴が強く出過ぎている場合などに、ADHDの多動性や衝動性の症状が認められることもあると言えるでしょう。

ASD(自閉症スペクトラム)/アスペルガー症候群

ESFPは心理機能の組み合わせを考えてもASD特性を持っていることは稀だと思われます。あるとしても、おそらくADHDに合併する形でASDの特性が一部表れていることが多いでしょう。
心理機能の働きから考えると、代替機能や劣等機能を酷使せざるを得ない環境で育ったことで本来得意としている外交的感覚(Se)や内向的感情(Fi)が上手く働いていないことや、補助機能の内向的感情(Fi)が暴走して価値観が先鋭化して白黒思考になり、ASDの特徴として表れていることなどが考えられます。

発達障害とMBTIについての小話

このようにMBTIの観点で発達障害(ASD、ADHD)を考えると、発達障害の特性とはそのタイプが持つ心理機能の特徴であるという考え方もできます。
各タイプごとに発達障害傾向が出やすいかどうかの差がありますが、MBTIの世界ではそれぞれのタイプと心理機能に優劣はないとされています。
つまり、発達障害とは一部の心理機能や組み合わせが社会が変化していく中で相対的に不利に作用するようになったことにより作り出された障害とも考えられるのです。

また一つの傾向としてN型(直感型)の人は想像力や拡散的思考が得意な傾向がある反面、どこか地に足が着いていないことが多く、ADHDと合致した特性が出やすいとされています。
その理由としては社会の中でN型(直感型)の人の割合が25%なのに対して、S型(感覚型)の人の割合が75%という大きなシェアを持っていることが挙げられます。
これほど差があると社会そのものが多数派であるS型にとって有利な形に発展しやすいということは想像に難しくありません。
そして、そのような発展を遂げた社会ではN型の特性が多数派から異質に見えたり生活に適さないことが多くなるのです。
その結果N型の人々は社会不適応を起こしやすく、その不適応を起こしている人々には皆似たような特徴(N型の特徴)を持っていると認知されたことで、ADHDという障害名を付けられることになったと考えることもできます。
ここでは一例としてN型のADHDについて例を出しましたが、もちろんS型の人の中にも別の理由で社会に対して生きづらさを抱えている方やN型だけどADHDじゃないという方も大勢いると思います。
MBTIを通して考えると発達障害者の特性は単純に他者より劣っている部分という性質だけではなく、本来ならば優劣のない個性の一つだったと捉えることもできるということがなんとなく伝わったかと思います。

皆様の中に発達障害の特性で困っているという方がいたら、MBTIなどの別の視点から「理由」を探して客観的に自己を見つめ直すことを検討することをぜひ検討してみてください。
もちろんここで紹介したタイプの特徴と発達障害傾向の関連性が必ずしも当てはまるとは言えませんが、自分の特性の大枠を捉えることで心の健康を保ったり前に進むための手立てになるかもしれません。

これからも少しでも皆様の個性的な生活の一助になれるような、生きづらさ×MBTIの記事を多数投稿していく予定ですのでよろしくお願いします。

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